毎年8月第4日曜日に催される川合神社(岡山県加賀郡吉備中央町)の夏祭りには、神社の氏子や地域の小中学校などの団体によってそれぞれ1体~3体の人形を置く小屋が設けられ、だし と呼ばれる人形(芝居・物語・神話等の一場面から取り集めた歌舞伎風のものなどから題材を選んで、ワラ・紙・木・竹・で作られる)が奉納されるそうです。
この川合神社夏祭りのだしは、古くから神威を慰め疫病の退散と五穀豊穣を祈願するため継承されてきたといわれ、岡山県の重要無形民俗文化財に指定されています。
・・・・・紀州道成寺を舞台とした、安珍・清姫伝説をふまえ、それから何十年もたった時代の道成寺を舞台にしています。
紀伊国の道成寺では、新しい釣鐘の供養が行われていました。道成寺の釣鐘は、恋人安珍を追いかけ、恋しさのあまり大蛇と化した清姫によって焼き滅ばされていたのでした。そこへ白拍子花子が現れ、鐘の供養を拝みたいと頼みます。舞を舞うことを条件に参列が許された花子は、さまざまに舞い、踊ります。
しかし花子は実は清姫の怨霊で、その昔安珍を匿い、自分との仲を隔てた釣鐘に恨みを残しているのでした。僧たちの油断を見澄ました花子は、やがて大蛇の正体を現すと、釣鐘もろともいずこともなく去ってゆくのでした・・・・・
安珍清姫の伝説
毎年熊野詣に来る若い僧・安珍に恋をした清姫が夫婦になる約束をするも、安珍は修行中の身のため約束を破って帰途についてしまう。怒った清姫は安珍の後を追いかけ、ついには大蛇になり道成寺の鐘の中に隠れた安珍を鐘ごと巻きついて嫉妬の炎で焼き殺してしまうという物語
・・・・・桃太郎とイヌとサルとキジは、鬼から取り上げた宝物をくるまにつんで、元気よく家に帰りました。おじいさんとおばあさんは、桃太郎の無事な姿を見て大喜びです。そして三人は、宝物のおかげでしあわせにくらしました。・・・・・