具足山妙本寺(日蓮宗)は、鎌倉時代中期の建治元年(1275)に地頭の伊達弾正朝義が建立(真言寺院を改宗したとの説もある)し、弘安4年(1281)に日像上人が開山したとされています。
具足山妙本寺

現地の案内板より
朝義は、建治元年(1275)に当地の地頭として赴任しましたが、任地での日蓮宗寺院建立にあたり、信伏していた日蓮上人に当寺院への来訪を願い出たところ、それは断られたものの、代わりに弟子の経一丸(後の日像上人)を遣わすことを約束され、大曼荼羅ご本尊一幅と、「具足山 妙本寺」の山号と寺号を賜わったと伝わります。

山門
永仁元年(1293)、朝義は京都で活躍する日像上人を招いたが叶わず、大曼荼羅と三十番神を授かった(異説もあります)と伝わります。

山門に掲げてある山号額
町指定の重要文化財になっている山号額とは、これのことだろうか。

仁王像(吽形)

仁王像(阿形)
仁王像は木造で町指定重要文化財。

参道の石段前にて
その後、朝義没後の正和年間(1312~1317)日像の高弟の大覚が妙本寺に赴いて、当寺院を拠点に西国への布教を行い、妙本寺近隣の寺院は概ね日蓮宗に改宗した(朝義が領内の寺院を全て改宗したという説もある)そうです。

本堂
妙本寺は、元徳2年(1330)~元亀元年(1570)の無住の時期に伽藍は大破したものの、天正11年(1583)に大規模な改修が行われ、その後も再建が繰り返されたそうです。

重要文化財指定の石碑
本堂前にありました。

鐘楼

境内

番神堂の説明

妙本寺鎮守三十番神堂
国指定重要文化財の番神堂は、色鮮やかで見事な彫刻に見惚れてしまう美しい建物でした。

三十番神堂(向拝部分)

三十番神堂(彫刻)

三十番神堂(彫刻)

三十番神堂(彫刻)
伊達弾正館址

伊達弾正館址と伝えられる遺跡がある小山
妙本寺の駐車場から撮りました。当地に赴任した伊達弾正朝義はこの小山の山上に自分の居館を築いたと伝えられ、土塁などの遺構も残っているらしく、「是非見たい」と歩いて小山に向かいました。

伊達弾正館址の案内板
小山の南側に伊達弾正館址の案内板が設置されていました。この案内板の近くで地元の人に「館址へ行きたいのですが・・?」と尋ねたところ、「無理、無理、絶対行けれん!」と言われました。
数年前までは小山の上で葡萄が栽培されていて 山上も道もそれなりに整備されていたけれども、今は荒れ放題で笹や雑木が密生し、近寄れる状態ではないようでした。
数年前までは小山の上で葡萄が栽培されていて 山上も道もそれなりに整備されていたけれども、今は荒れ放題で笹や雑木が密生し、近寄れる状態ではないようでした。
<具足山妙本寺の情報>
所在地 岡山県加賀郡吉備中央町北1501
駐車場 有り
宗 派 日蓮宗
所在地 岡山県加賀郡吉備中央町北1501
駐車場 有り
宗 派 日蓮宗