かつて実相寺の地域には聖徳太子の開基と伝わる法相宗の七か坊(総称して大石山実相寺)があったといわれ、この地域は古くから人々の「信仰の里」として栄えた地域だったようです。
その後、七か坊のうち三か坊は廃寺となり、新坊(現天台寺)と円満坊は天台宗となり、井元坊と大坊は真言宗として四か寺が残ったそうです。
現在は、天台寺、円満寺、大元寺の三か寺(いずれも山号は大石山)が残っているのみですが、三か寺共有の本堂が残っていて、これが法相宗大石山実相寺一山の本堂だったと考えられているようです。
説明板 阿弥陀如来座像などの仏像は、天台寺、円満寺、大元寺の三か寺のいずれかで許可を得れば拝観できると思われますが、今後どうなるか分かりません。
向かって右から 不動明王 阿弥陀如来 毘沙門天。三尊ともに寄木造り、砥粉下地彩色、玉眼嵌入だそうです。
向かって左から 毘沙門天 阿弥陀如来 不動明王。三尊の作風については、鎌倉時代慶派の正統様式をよく継承しているとの評価があります。
鎌倉時代の作とも室町時代末期の作ともいわれますが、保存状態の良い古の仏像を間近に見られて感激しました。
不動明王は、右手に持つ智剣で心の迷いや煩悩を断ち切り、左手に持つ羂索で邪悪な心を縛り上げ、善き心を呼び起こさせてくださいます。
毘沙門天にいつも踏まれているのは、仏法を犯し悪をばらまくという邪鬼。
実相寺本堂の場所 : 岡山県高梁市津川町八川1210





